時間 の関数 があるとき、次の積分を のラプラス変換とい い、記号 で表す。
【例】
通常はラプラス変換表を利用する。表1.2.1は自動制御理論において、 よく用いられる関数のラプラス変換表である。 ラプラス変換に際しては、表1.2.1に示される主要公式を適用する。
【例1】
の初期値をとしてラプラス変換をすると
となる。
【例2】
上例において の時
となる。この場合、最終値および初期値はそれぞれ、
により求められる。
【例3】
図1.5(a) に示すは、同図(b)に示すとの合 成として考えられる。
ゆえ
となる。 (注意:ラプラス変換をして の関数で表示した場合、 の間は零で 以後現象が生じることを意味している)