ラプラス逆変換に際し、部分分数に分けるために分母の の多項式の根を求 めることが必要となる。ここではその求め方の一つの方法を示す。
の根を求める場合、この多項式を
で割り算をする。その結果
となったとする。ただし
である。この余りが大きいときは次の式を用いて第2回目の割り算をする。
その結果、次のようになったとする。
ただし
である。さらに余りが大きいとき、次式を用いて第3回目の割り算をする。
以上の計算を繰り返し、余りがほとんどなくなった所の値をもって商とする。
【例】
余りが大きいので第2回目を行う。
未だ余りが大きいので第3回目を行う。
余りが小さくなったので、上式を商とする。あとは2次式の根を求めればよい。