実際的な中間変数を状態変数ととって表示する方法
図2.3 に示すごとき直流サーボモータ系において、を電機子回 路抵抗、を同インダクタンス、を電機子電流、を電機子の逆起電 力定数、を同回転トルク、をトルク定数、を慣性能率、を 粘性減衰抵抗、を回転角速度、を入力電圧とする。そのとき次の 関係がある。
いま とすれば、上式は
と表わせる。これは を状態変数に、を入力にとった状態 方程式である。
図2.4 の2槽水位系においてを各槽の断面積、 を各弁の流体抵抗、を各点における水の流量、を各水 槽の水位とする。そのとき次のような関係がある。
いま を状態変数にとり、を入力とすれば、状態方程式 は次式となる。
前例の場合をブロック線図で示すと 図2.5 の如くなる。 このようにブロック線図で表示されている場合
の関係があるので、
より状態方程式は
と表示される。
図2.6 の如きフィードバック系の場合
と書けるので状態方程式は