1.4 例題

  5.例題1-5 行列の内積を求める関数
 以下に示したプログラムは、行列の内積を求める関数の例です。実際には行列を値とする関数を定義して、c=mat_pro(a,b)とした方がよいが、Cでは構造を持ったデータ(2つ以上の要素からなるデータ)の「実体」を、関数の「値」とすることができないので、このような形式で表現しています。なお、Cにおいては関数の引数の受渡しはcall by valueで行なわれます。そのため関数内で実引数として与えた変数の値を変更することはできません。それに対して引数が配列の場合、aとして与えた引数の値は配列aの最初の要素(a[0][0])の番地であるために、この例の様に、cに内積の値を計算することにより、その値を返すことができます。

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