4.4 多次元配列

  1.2次元配列
 あるアパートがあり、そのアパートは2階建てで、各階に4世帯が入居できる構造になっていたとしましょう。このとき、各世帯の入居者数を表現することを考えてみましょう。次のプログラムは入居者の人数を入力するプログラムです。
int num[2][4];                       /* 1. */

for(i = 0; i < 2; i++){             /* 2. */
  for(j = 0; j < 4; j++){          /* 2. */
    scanf("%d", &num[i][j]);        /* 3. */
  }
}
  1. int num[2][4] が2次元の整数型配列の宣言を意味しています。 ここで、最初の添え字2がアパートの階数を示し、2番目の添え字4が各階の世帯数 を示しています。
  2. 1次元配列同様に配列の添え字は、0から始まり、宣言した数-1 までとなります。 よって、アパートの階数を示す添え字は0と1、各階の世帯数の添え字は0、1、2、3 が有効になります。
  3. i階のj番目の世帯の入居者数を参照するには、num[i][j]と指定します。 プログラムでは、キーボードから入力された整数値をそこに代入しています。
2次元配列のイメージ