8.3 書式付き入出力

  1.出力
 形式を指定して標準出力への出力を行う関数として"printf"関数があります。"putchar"関数では文字を表示するだけでしたが、"printf"関数は文字列も表示できます。さらに、形式を指定することによって変数の値を整数、文字などそれぞれの型のデータとして表示することができます。  引数の形式は基本的に""(ダブルクォーテーション)で括られた文字列を表示するが、次のような書式によって表示の形式を指定し、変数の値を代入して表示することができます。

種類記号(データ)意味
制御指定%制御書式の開始(%%で%自身を表示)
表示位置指定-左詰めで表示
表示桁数整数出力する数値(整数)、文字列の最小桁数(先頭に0を指定するすると空白部分を0で埋める)
整数.整数出力する数値(浮動小数)の全体の桁数と小数点以下の桁数
引数のオプションh引数となる変数がshort型のとき
l引数となる変数がlong型またはdouble型のとき
L引数となる変数がlong double型のとき
引数となる変数の型d整数型を10進数で表示
o整数型を8進数で表示
u整数型を10進数で表示(符号なし)
x整数型を16進数で表示
c文字
s文字列(文字配列)
f浮動小数点
pポインタの値