8.3 書式付き入出力

  3.入力
 形式を指定して標準入力からの読み込みを行う関数として"scanf"関数があります。"getchar"関数では文字を読み込むだけでしたが、"scanf"関数は文字列も表示できます。さらに、形式を指定することによってデータの型を指定して読み込むことができます。  引数の形式は""(ダブルクォーテーション)で括って入力データの形式を指定し、続けて代入する変数のアドレスを , (カンマ)で区切って指定します。

種類記号(データ)意味
制御指定%制御書式の開始(%% で % 自身を意味する)
入力幅整数最大の読み込み幅
データ型のオプションh引数となる変数がshort型のとき
l引数となる変数がlong型またはdouble型のとき
L引数となる変数がlong double型のとき
変数に代入するときのデータの型d10進数
o8進数
u10進数(符号なし)
x16進数
c文字
s文字列(文字配列)
f浮動小数点
pポインタの値

 "scanf"関数で標準入力からデータを読み込む場合データを代入する先はアドレスで指定しなければなりません。