ソースプログラムから、実行可能モジュールを作成することをビルド(build)といいます。例えば、gccでhello.cというプログラムをコンパイルする際には、次のようにします。コンパイルが実行・完了すると、カレントディレクトリにa.outというファイルが作成されます。gccはデフォルトで、a.outという名前のファイルにコンパイルした結果を出力します。a.outは、ターゲット上でそのまま実行できるファイル(実行可能モジュール)なので、# gcc hello.cとして実行できます。(一般的な hello.c プログラムで、標準出力がキャラクタディスプレイなターゲットならば、「画面上」に Hello の文字列が表示されているでしょう)# ./a.out
a.out以外の名前にする際には“-o”オプションを使って、とすると、“hello”というファイルが、実行可能モジュールとして出力されます。# gcc -o hello hello.c