gccはGNUプロジェクトで開発されたCコンパイラですが、現在ではC++とObjective-Cのコンパイラも統合化されています。gccコンパイラは、Cプログラミング言語に関する米国規格のANSI/ISO 9899-1990(ISO/IEC 9899:1990)、およびFIPS 160に準拠しています。このコンパイラは従来のK&R Cもサポートしており、ANSI/ISO Cへの移行が容易に行えます。

　日本語化されたオペレーティングシステム上で構築されたライブラリを用いる、日本語化されたgccについては、特定の日本語表示可能環境下で、gccコンパイラからのエラー、警告などのメッセージは、原則として日本語で出力されます。ただし一部のメッセージは、技術上の制限のため英語で出力されます。