11.4 シンボリックデバッガ(xxgdb)によるデバッグ

 xxgdbはX Window System上で、GUIを使ってデバッグを行うソフトウェアです。デバッグの動作はgdbと全く同じです。

 デバッグするファイルをa.outとすると、起動方法は次のとおりです。
$ xxgdb a.out & 
 起動すると、画面の上部に現在解析中のプログラムリストが表示され、下部にはコマンドラインで編集できるウィンドウが表示されます(下図参照)。

xxgdbの画面イメージ

 Cのウィンドウは、先ほどのgdbと全く同じものです。Bは、各種コマンドのボタンが配置されています。 xxgdbの便利な点は、Aのプログラムリストで場所を指定したり、ボタンでコマンドを指定できることです。例えば、リスト中の変数の値を表示したい場合、その変数名をドラッグし、その後に、[print]ボタンを押せば良いだけです(これは、コマンドラインで print 変数名と入力した場合と同じ結果になります)。
 また、ブレイクポイントの設定をしたい場合は、リスト中の設定位置をクリックして手型カーソルを置き、その後にボタン[break]を押せばよいだけです。