図3.10に示すがごとく、各パルスの値を次の時点まで保持するような
形で復原する回路を零次ホールド回路といい、最も多く使用されている。この伝
達関数は次式で表される。
(3.32) |
通常ホールド回路と制御対象とは図3.11のように結合するので、
ホールド回路と制御対象を含めたパルス伝達関数は次式で求める。
(3.33) |
[例] の場合
図3.12に示すように、ある時点から次の時点までの間は、
そのひとつ前の時点間の傾斜の値を継続するような形式の
ホールド回路もある。これを一次ホールド回路といい、その伝達関数は
次式で表される。
(3.34) |