(3.68) |
根軌跡を描く手順、諸法則はに関して全く連続制御系の
場合と同じである。すなわち
(3.69) | |||
(3.70) |
面における根軌跡は実軸に対して対称であり、起点は一巡伝達関数の極、終 点は零点又は無限遠である。軌跡の数は極の数に等しく、無限遠に延びる軌跡の 数は極の数と零点の数の差に等しい。
根軌跡の安定限界は、この場合単位円である。また系が非振動的になるのは、特 性根が実軸上原点と の間にのみ存在するときである。
また連続系では減衰係数を与えるためには虚軸と
の角度をなす線と根軌跡との交点のゲインを
用いればよかったが、サンプリング系の場合は
(3.71) |
図3.23は根軌跡の例を示している。