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この方法は、基本的には微分方程式を差分方程式で近似したものである。
変換の式は
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(7.18) |
であるから、
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(7.19) |
として、これを級数展開すると、
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(7.20) |
となる。この第一項のみで近似をし
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(7.21) |
とおいて、連続系の伝達関数を離散値系の伝達関数に置換をして取り扱う
方法である。
[例1]
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(7.22) |
の場合、上式のを(7.21)式で置換をし
として取り扱う。
[例2]
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(7.24) |
の場合
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(7.25) |
となる。これに変換の近似式を用いると
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(7.26) |
となるので、これを差分方程式で表現すると、
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(7.27) |
両辺よりを消去すると
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(7.28) |
となるので、この式を計算機に適用することができる。
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Yasunari SHIDAMA
平成15年7月29日