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直動型ポテンショメータによる装置の構成

直動型ポテンショメータを用いた装置は図6.5のように,首・肩の動きを検出するセンサ部と電圧信号をパルス信号に変換する4つの回路部とで構成される.

Figure: ポテンショメータを用いた装置のシステム構成図
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\psbox [width=11.02cm]{H65.eps}
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センサには首の周りに配置する前後・左右の4つの直動型ポテンショメータと両肩でクリック動作を行なう2つのリミットスイッチを用いた.回路部は電圧ー周波数変換(V/F)回路・フェーズシフト回路・スイッチ回路・クリック回路からなる.特に,V/F回路では首の動作に伴うポテンショメータの変位電圧を0Hzから50Hzのパルスに変換し,フェーズシフト回路・スイッチ回路でそれぞれ前後・左右用の信号パルスに成形してパソコンに出力させている.この装置を首に装着した様子を 図6.6に示す.前後・左右のポテンショメータのうち1つ或は近接する2つを首を用いて操作することによって,マウスポインタを任意の移動方向に任意の移動速度で移動させることができる.

Figure: 首に取り付けた装置の模様(直動型ポテンショメータの場合)
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\psbox [width=12.34cm]{H66.eps}
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Shoichiro FUJISAWA