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以上のように任意の角度に任意の移動速度で描画可能であることは,全方向移動装置の方向を指示する操縦機構として応用できる.この装置のインタフェースを共有しながらも,あらゆる方向に指令可能な全方向移動の車椅子の操縦装置への応用を現在開発中である.すでに各種の全方向移動車椅子[24]が開発されているが,小型化軽量化にはまだまだ課題があるといえる.著者らは,超減速装置の開発を行っている[40,41].今回のシステムと組み合わせることによって図6.13のようなあらゆる方向に移動が可能な小型軽量の全方向移動車椅子の開発が可能である.
Figure:
全方向移動車椅子のイメージ図
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Shoichiro FUJISAWA